BLOG
2025/12/13 10:22
── 甘さと深み、2つの“ぶどうの顔” ──
左はスチューベン、右はワイン用ぶどうシャルドネ。
どちらも同じ“ぶどう”ですが、その役割と味わいはまったく違います。
津軽の畑では、この2つが並んで実っています。
🍷 スチューベンとは
スチューベンは、青森県鶴田町を中心に栽培されている品種で、
鶴田町は日本一のスチューベン産地として知られています。
昼夜の寒暖差が大きい津軽の気候は、ぶどうの糖度をぐっと高め、
濃厚で香り高い果実を実らせます。
一般的には生食用として流通していますが、
実はワインにも使われるぶどう。
しっかりとした甘みと芳醇な香りをもち、
発酵させると深みのある果実味が生まれます。
そのポテンシャルは、食べても、醸しても感じられるものです。
🥂 ジュースにしても“ワインのような”飲みごたえ
スチューベンを搾ったジュースは、
驚くほどの濃さと厚みを感じます。
それは、もともとワインぶどうのように果皮がしっかりしていて、
香りや味の成分が凝縮しているから。
砂糖を加えなくても自然な甘さが際立ち、
グラスに注ぐと、まるで赤ワインのような存在感。
「ぶどうジュースなのに、満足感が違う」と言われる理由がここにあります。
🌿 ワイン用ぶどうとの違い
一方のワイン用ぶどう(右側の写真)は、
食べるためではなく醸造のために育てられています。
果皮が厚く、糖度は控えめでも酸がしっかりしており、
発酵を通して香りや味を引き出すタイプです。
例えば、シャルドネやリースリングなどが代表的な品種。
香りや酸、熟成による変化を楽しむために、
一粒一粒が“ワインのための設計”で生まれています。
✨ 津軽から広がる、ぶどうの可能性
スチューベンは「食べて美味しい」だけでなく、
「醸して美味しい」「搾って美味しい」ぶどう。
そして、鶴田町という土地はその個性を最も美しく引き出します。
甘さと香り、そして深み。
それは、北の大地で磨かれた“津軽の果実”の味わいです。
🍇 まとめ
同じ畑でも、スチューベンとワイン用ぶどうはまったく違う存在。
でもその境界は、どんどん曖昧になりつつあります。
食べても、飲んでも、楽しめる。
それがスチューベンの新しい価値であり、
津軽が誇るぶどう文化の魅力です。
